NO.120 ぶれない軸
2022.04.15
会長のあいさつも終わり
著名人の方達の
講演が始まった。
ゴミ、エネルギー、温暖化、飢餓
果てしない悩みに対して
本気で戦っている講演だ。
自分のことしか考えていなかった
自分の器と
ちっぽけな悩みが
恥ずかしくなってきた。
世の中には果てしなく
大きな敵と戦っている人もいる
悩むことすらできない
生きていくことで
精一杯な人達もたくさんいる。
ある小さな子供が喜んでいたそうです。
今日は道が綺麗で
足が痛くなかった。
靴も履けない子が
物心ついた時から
1日中働いている
そんな絶望的と思われる環境で
将来はお医者さんになりたいと
だれよりも信じて
目を光らしている。
どこよりも恵まれている環境で
毎日毎日希望もなく
生きていく日本
道を外れることより
自らの死を選んでしまう
戦後のマインドコントロール
著名人の方達の講演によって
自分はなんて恵まれた
人生を送っているんだと
当たり前な日常に
幸せと安心を感じ
この環境で良かったと
ふと他人ごとに思ってしまった
自分の器の小ささに
嫌気を感じた。
最後は会長の挨拶となった。
会長
「今日はいろいろな
環境問題、世界情勢について
先生達に話してもらいました。
コップに綺麗な水が入ってる。
でもそんな綺麗な水に
1つ汚れを入れると
水は濁っていく。
一度汚れた水を
また綺麗にするには
ものすごく大変だ。
汚すのは簡単だよ
ポンと汚いものを入れるだけだ
一度汚れた水は
もう後戻りできないから
みんな自分勝手に汚していく。
1人1人の欲望によって
もう後戻りできない世の中となっている。
ただ、
みんなが気が付いて少しずつ
綺麗にしていこうじゃないですか。
生まれたばかりの子供に罪はない。
そんなひどい世の中にした
わしらの責任だ。
少数では何もできないかもしれない。
でも少数が動かないかぎり
どんどん欲によって
汚れていく。
どうかみなさん
今後もご協力お願いします。」
会長のあいさつが終わり
大きな拍手の中
講演会は幕を閉じた。
綺麗な水を汚すのは簡単
一度汚してしまった水を
綺麗にするのは困難
それは僕の人生にも当てはまった。
何度も何度も
欲によって
汚い道を行く選択があった
ちょっとくらい良いかな?
と思ってしまうこともあった
でも1歩歩いてしまうと
もう後戻りするのは困難だ。
東京に来て僕は何度も
汚い水になってしまう
誘惑があった中
運よくそれを回避できた。
でもそれは本当に紙一重で
出会いやタイミングによって
僕も欲によって
水を汚していく人間になっていただろう。
水を汚すのは簡単
汚れた水をきれいにするのは困難
だったら
今回の講演で僕は
ぶれない軸を
見つけられた気がした。
【登場人物】
主人公
下永わたる
Cマニュアルを教えてる人
実業家R
実業家Rが尊敬する人
会長
アイドルグループ
「ぷらっと」
れい
りえ
まい
みえさん含め
女性10人