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NO.3 夜の帰り道
2022.01.31
昼間はアルバイト
そのまま異業種交流会に参加
 
あっという間に帰りは真っ暗です。
 
みんな仕事帰りで
電車に乗って帰ります。
 
20歳で東京に来て
周りは地元で就職している中
 
自分だけが違う道を選んだ孤独感と
 
本当にこの道で大丈夫なのか?という不安で
 
駅から自宅までの道のりが嫌になります。
 
 
家に着くとルームシャアとなっているので
 
寝て足を伸ばすと
入口のカーテンから
足が少し出てしまいます。
 
4人で住んでいて
3人は元々住んでいたので
まだ僕は打ち解けていなくて
 
3人がどういう仕事を
しているのかもわからないし
興味もありませんでした。
 
とりあえず同じ歳か上の20代前半かと思います。
 
 
1人部屋の入り口は
カーテンで仕切りになってるだけで
 
物を置くスペースはベットの上となります。
 
共用スペースがあり
みんなはそこに洋服など置き
貴重品のみベットに置いている状態です。
 
自分も共用スペースに荷物を置こうと
3人の集まる部屋に行きました。
 
自分「初めまして。下永わたると申します。最近引っ越してきました。よろしくお願いします。」
 
3人は笑顔でよろしくと返事をしてくれました。
 
話してみるとみんな良い人で
 
1人目は外国人の人で日本で英語の教師をしているとのこと
 
2人目は東北から来たみたいで役者を目指しているとのこと
 
3人目は仕事は言えないとのことですが
後で分かったことは
LGBTでそういう夜の店で働いているそうです。
 
 
絶対成功してやると東京に来て一週間
未だに何をやって良いのか分からず
 
とりあえずもらった名刺を眺めながら
そのままベットで眠りました。

 

いつも通り8時から18時アルバイトをして
夜は何をやって良いかわからないので
とりあえず自己啓発本を読み荒らす毎日
 
その中で自分の中で
何かお金の稼ぎ方が
分かった気がする経験を
まさかMLMから学ぶとは
思いませんでした。
 
 
一週間後のビジネストレーニングまでに
毎日メールでの
1日の報告
 
返信はありませんが
必ず成功者は見てくれてるからと
紹介者から必ずラインで
メール送信を催促されました。
 
 
そんな中
異業種交流会で知り合った
おばちゃんからラインが届きました。
 
今度うちでコンサル生と
座談会するから来ない?
 
という内容でした。
 
 
もちろん暇だったので
参加意思を伝え
それも成功者にメールで報告します。
 
すると
 
普段なら返ってこないメールですが
今回はなぜか返ってきました。
 
『行かないほうがいいです。詐欺が多いため1週間後のビジネストレーニングまで余計な情報は遮断したほうがいいです。』
 
とのこと。
 
ただ行くと言ってしまったし
どうせやることもないので
分かりましたと返信しつつも
行くことにしました。
 
当日、場所は六本木から歩いて
5分ほどのマンション。
 
 
到着するとおばちゃんと若い男女が1人ずつ
後は30代の男性1人の計4人が集まっていました。
 
話を聞くと
若い男女はおばちゃんのコンサル生
 
30代の男性は不動産業の方でした。
 
1人1人自己紹介をしていきますが
僕は人前で自己紹介などしたことがなく
緊張して住まいと名前しか言えません。
 
他の4人は慣れているのか
短く分かりやすく
自己紹介してくれました。
 
おばちゃんのコンサルは
営業のコンサルで
ただおばちゃん独自のコンサルというよりは
コンサル会社の教材を売る
販売員という感じでした。
 
ただ購入した人には
おばちゃんがその教材を
無償で自宅で教えているそうです。
 
おばちゃん「ほとんどの販売員は売ったらサポートしないけど、私は完全に覚えてもらうまでサポートしてるの」
 
天然というか憎めないおばちゃんでした。
 
男女のコンサル生も
そのおばちゃんとは仲良しで
よく来るそうです。
 
 
30代の不動産業の男性は
自分からは詳しくは
話しませんでしたが
 
おばちゃんのコンサル生ではなく
おばちゃんから不動産のお客を
紹介してもらっている関係だそうです。
 
名刺の渡し方や身だしなみなど
とてもしっかりしている方でした。
 
自分のよれよれのスーツや
恥ずかしい名刺など
空っぽの自分を
一瞬で見抜くような
 
そんなオーラです。
 
MLMで集まっていた人達とは違う
うまく伝えられないけど
それを上回る何かがあった気がします。
 
 
うまく話せない自分を
4人は質問をしてくれて
なんとか今までの経緯を
伝えることができました。
 
 
30代の男性
「なるほど。そこまでの経験で君が悟ったことをおしえてくれない?」
 
この質問が今思うと
これからの人生の方向性を
決めてくれたと思っています。
 
 
 
【この物語は
学歴もない
お金もない
そんな状態から
年商一億を超えるまでを
物語にしています。】
 
 
【登場人物】
 
主人公
下永わたる